2013年11月11日

2013年11月11日

PE&HR、バッグの中身を共有するソーシャルサービス「InMyBag」を事業譲受
同時に研究機関「ISC(Institute of Social Commerce)」を発足

 ベンチャー投資育成事業を展開するPE&HR株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:山本亮二郎、以下、PE&HR)は、本日、株式会社サイブリッジ(本社:東京都新宿区、代表取締役:水口翼、以下、サイブリッジ)から、バッグの中身を共有するソーシャルサービス「InMyBag」を事業譲受いたしました。
 PE&HRでは、「InMyBag」(http://inmybag.com/)の事業譲受と同時に、CtoCビジネスを中心とするソーシャルサービスのリサーチ及び研究開発を通じて知見を高め、投資先支援や新規投資を強化する目的で、研究機関「ISC(Institute of Social Commerce)」を発足いたしましたので、お知らせいたします。

■「InMyBag」とは
 ユーザーが投稿し共有したバッグとその中身のアイテムの写真を通じて、世界中の人々の持ち物から自分の志向に合う「新しいモノ」を発見することができるソーシャルサービスです。すでに熱烈なファンが多数おり、持ち物へのこだわりが強く、オシャレ感度の高いユーザーから人気を集めています。
 投稿されたバッグやアイテムは、職業別(デザイナー、モデル、経営者など)や、シーン別(ビジネス、ショッピング、旅行など)に閲覧することができます。ユーザーは「自分と同じ職業の人が普段使用しているツール」や「旅行するときに便利なこだわりアイテム」などを知ることができ、自らのワークスタイルやライフスタイルの向上にも役立ちます。
 「InMyBag」には、2013年10月末時点で、16,000件以上のアイテムが登録されています。また、11月11日現在、公式Facebookページは、11,615件の「いいね!」を集めています。

■事業譲受の経緯
 「InMyBag」は、株式会社トロイカ(本社:東京都港区、代表取締役:大橋賢治、以下、トロイカ)の大橋氏が構想し、2010年9月に事業化されたサービスです。トロイカは、インターネットにより中古車の流通に革新をもたらすことを目的に大橋氏が創業したITベンチャーで、PE&HRが運用するファンドの投資先企業です。
 トロイカでは、経営リソースの集中を図るため、2011年12月にサイブリッジに「InMyBag」を事業譲渡いたしました。現在は、中古車に特化した個人売買サイト「CARTOGO」(http://cartogo.jp/)を展開し、多くのユーザー、メディア、業界関係者からの注目を集めております。
 PE&HRでは、大橋氏からの助言も参考に「InMyBag」の取得を検討し、サイブリッジとの交渉を進め、今般の事業譲受に至りました。

■研究機関「ISC(Institute of Social Commerce)」発足と今後の展開
 Facebook、Twitter、LINEをはじめとするソーシャルメディアが急速に普及し、ICT総研の調査によると国内のソーシャルメディア利用者は2012年12月末時点で4,965万人(ネットユーザーに占める利用率52%)に達し、2015年12月末には6,321万人(利用率65.3%)になると予測されています。なお、ソーシャルメディアの利用は、国内は勿論のこと世界的にも拡大しています。
 また、それらのソーシャルメディアは、個人間での膨大な情報の交換を可能にし、環境への意識の高まりや価格面での優位性とも相まって、個人間商取引(CtoCビジネス)市場の爆発的な成長をもたらす原動力になることが見込まれています。

 そのような背景を受けて、PE&HRでは、「InMyBag」の事業譲受と同時に、研究機関「ISC」を発足いたしました。
 当研究機関では、R&D活動としてCtoCビジネスを中心とするソーシャルサービスの構築・運営を行い、そこで蓄積されたノウハウを既存投資先の事業支援に活かしていく方針です。また、それらのノウハウをもとに、同事業領域への新規投資を強化して参ります。
 なお、「ISC」の初代所長として、トロイカ代表の大橋氏が就任したことを合わせて発表いたします。

 PE&HRは、「InMyBag」において、様々なメディアやメーカー、ECショップなどと積極的な提携を進め、ユーザーの利便性を一層高めることに集中し、より多くの方々に愛されるサービスを目指して参ります。
 また、年内には、「ISC」を通じて、「InMyBag」に登録されている16,000件以上のアイテムデータと連動した、アパレル雑貨に特化したCtoCメディアをリリースする予定です。

以上